CDレビュー 夕焼けあんたいとるど。

2010年05月31日

Down The Way / Angus & Julia Stone

Down the WayDown the Way
Angus Stone & Julia

Nettwerk Records 2010-03-30
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わあ、すごいすごい。シドニーの姉弟デュオの新作。前作以上に深みと温かみを増した誠実な抒情系ポップソング集。音像が正しい方向でのクリアさを手にしており、それぞれの楽器が喜びに充ち溢れた表情でなっているのが分かる。正直な話、音楽性からしても前作の段階で頭打ちかな、という気がしていたのだけれども、「世界に突き離された私と、それでもこの世界で生きていき、誰かを求める私の姿」はそのままに、哀愁と自信(「Walk It Off」が顕著だ)を手に入れた2人の姿には設定上兄妹である件のデュオとは別ベクトルの輝きが感じられてなんかいいなあ。まだまだボーカリゼーション等はほとんど変化がないので、可能性ばかりをびしびし感じました。曲数はもう少し絞ってもよかったかなあとぽつり。

Myspace
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2010年05月29日

Go / Jonsi

ゴーゴー
ヨンシー

EMIミュージックジャパン 2010-03-31
売り上げランキング : 2040

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なにせ「GO」である。Sigur Ros最新作の前半部分、フォーマットとしてのポストロックとスタイルとしてのシガーロスのどん詰まり感から解放されたあの自由さに心を奪われた身としてはこの作品を拍手で迎えることにわずかほどのためらいも感じない。そこで明らかになった彼のポップソングライターとしての才能がいかんなく発揮されているのだから。冒頭から炸裂するカラフルなサーカスティックさ。瑞々しさが爆発したような、見事な解放感の結晶だ。従来を想起させる大仰さとのバランスも素晴らしい。本人の充実さがうかがい知れる好盤。多数のフォロワーと決定的に異なる部分、凡百のバンドでは到達できないものの正体がここに詰まっているような気がする。

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2010年05月26日

本日は晴天なり / サニーデイ・サービス

本日は晴天なり本日は晴天なり
サニーデイ・サービス

Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M) 2010-04-21
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サニーデイサービスは僕の青春だった。常に憂鬱だった僕は日々を謳歌する周囲に悪態をつくでもなく、自らの境遇を悲観するわけでもなくただそこにあった。もちろんポーズとしてのそれは多分に振りまいてはいたが、その実すべては自らの選択の帰結であるという無風感が心の中にはあった。何もない青春、本当に何もない学生生活だった。だからこそ彼らが奏で、語る原風景に身を投じ、溜息と満足感で部屋中を満たしていった。

10年。決して短くはないその間に様々なことがあった。僕も大人になったわけで、一抹の不安はあった。「どうなんだろう、やっぱり今もサニーデイを欲している身ではあるのだけれど、あの頃に閉じ込めてきたものの象徴としてのみ機能していたところもあるから、今新しいマテリアルをどんな顔して聴いたらいいんだろう」なんて。
ひどい杞憂だった。結論から言うと、当たり前に素晴らしかった。

考えてもみれば当たり前だ。10年の時を経たのは彼らとて同じことであったのだ。だからこそ、憂鬱な青年が別れを告げた「休むふりして他の女の子を見る」季節への香りをほのかに漂わせながら「だから今日は手をつないで歩こう」なんてことを言い当ててくれたのだ。それが実像であるかどうかは関係ない。そこは昔から変わらないのだ。

サニーデイの「その後」は、10代に向けられた救済の姿には見出せなかった。それもそうだ。サニーデイの「その後」はサニーデイにしか宿らないのだから。こうしてその温もりに触れることがかなった今、閉じ込めていた日々が色を取り戻していくのが分かる。白が汚れないように丁寧に支度をする25歳の彼女は僕だ。そう、サニーデイサービスは、僕の青春なのだ。

Official
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2010年05月18日

Big Echo / The Morning Benders

Big EchoBig Echo
Morning Benders

Rough Trade Us 2010-03-09
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これはいわゆる傑作というやつなのではないでしょうか。一筋縄ではいかないサーフ/インディ/ポップ。つまりは「Pet Sounds」期のBeach Boysってこと。悠久の時を流れる甘美なサイケデリアは、そうGrizzly BearのChirs Taylorとの共同プロデュースの賜物。もともとのインディポップとしてのセンスを携えた前半部分と、曲を追うごとに深さの増すリヴァーヴ(「Stitches」が特に素晴らしい)に沈澱していく後半とでひとつの物語、ひとつの時代。どこまでも気だるく、物悲しい表情に胸を打たれるのは必然だろう。上品さのあるビタースウィートな空気にメロメロ。また音楽と恋に落ちてしまった。

Myspace
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2010年05月13日

Happy Birthday / Happy Birthday

Happy Birthday (Dig)Happy Birthday (Dig)
Happy Birthday

Sub Pop 2010-03-16
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何度考えても見事なバンド名だと思う。これほど自らのファニーでポップな音楽性を体現している名前もないだろう。USインディからまたローファイ、ナードなど琴線に触れるタームをまとうガレージポップの登場だ。フリーフォークバンド、FeathersやWitchにも在籍したKyle Thomasがバンドの中心人物だが結成の理由が「一人でバンドをするのが怖いから」である。最高。ボロボロになった空気を身にまとった主人公たちが、ドがつくほどキャッチーなメロの中をカエルをつぶしたような声とキュートなコーラスでかけぬける。これを傑作と言わずとしてどうする。アートワークも完璧。Happy Birthdayの1stの産声はまさに祝祭にふさわしい作品となった。この作品が生まれたというその事実に、おめでとう。

Myspace
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2010年05月11日

Dear Companion / Ben Sollee & Daniel Martin Moore

Dear Companion (Dig)Dear Companion (Dig)
Ben Sollee

Sub Pop 2010-02-16
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チェロ使いのSSW、Ben SolleeとSub Popフォーク部門随一の上品さを放つDaniel Martin Mooreのコラボ作。これが抜群にいい。バンジョーなど多彩な楽器を用いつつ、あくまで構成はシンプルに。土着的なものを激しくリプリゼントするわけではなく、甘いメロディーやどこか牧歌的なフィーリングで洒落たムードを演出。Sub Popの好調さを物語る好盤です。

Myspace (Daniel Martin Moore)
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2010年05月10日

Rat a Tat Tat / Jason Collett

Rat a Tat TatRat a Tat Tat
Jason Collett

Arts & Crafts 2010-03-09
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ホントにBSS周辺は充実している。アーツ&クラフツの酔いどれボブディラン、Jason Collettの新作。レイドバック感万点の暖かみのあるフォークロック&カントリー。「人生」を感じさせるフィーリングは今作でも健在。シンプルながら才気溢れるアレンジも含め、カナダのSSWとしての自信とセンスを感じます。正直BSS本体よりも好きな部分がちらほら。ギターの身体にすっとなじむ感じ、素敵です。キレキレ。

Myspace
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2010年05月08日

Be Brave / The Strange Boys

Be BraveBe Brave
Strange Boys

In the Red Records 2010-03-16
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スッカスカヘナヘナガレージアンテナをお持ちの皆さん、お待たせしました。テキサスの雄、The Strange Boysの新作がRough Trade/In The Redから出ましたよ。昨今のUSインディ百花繚乱時代の一つの潮流、レトロスペクティブ志向というタームにおいて見事な完成度です。50〜60年代のロックンロール、ブルーズ、カントリーを下地にした甘いメロディーと胸をかきむしるロマンティシズム。そして何といってもこの甲高くナヨナヨした声、あの頃への憧憬。愛すべき作品です。ビー・ブレイブ!

Myspace
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2010年05月07日

Tourist History / Two Door Cinema Club

ツーリスト・ヒストリーツーリスト・ヒストリー
トゥー・ドア・シネマ・クラブ

Pヴァイン・レコード 2010-02-17
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乱暴に言えばソフトなBloc Partyって感じか。こちらはドラムレスだし単純な比較は当然できませんが。若干20歳の3ピースギターバンド。というかリフバンド。通して聴いてみればなるほどあの頃のポストパンクリバイバル的な風情もあって、やっぱりこういうことやらせるとUKは強いなあって思います。「I Can Talk」のPVもなかなかステキ。中盤からの流れは見事。正直彼らがこのフォーマットでこれ以上の作品を生み出せるかについては疑問符が付くが、新人の1枚目としては十分楽しめる佳作です。

Myspace
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2010年05月06日

The Unwinding Hours / The Unwinding Hours

THE UNWINDING HOURSTHE UNWINDING HOURS
ジ・アンワインディング・アワーズ

OCTAVE 2010-04-21
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元エアーエオグラムのメンバーのユニットの1st。久しぶりにこんな「ポストロック」なフォーマットのアーティストに触れた気がする。そういう意味では清々しいほどに無味無臭。グラスゴーなだけあって親しみやすく人懐こいメロディラインは流石ですがそれ以上でもそれ以下でもなく。いわゆる大味なポストロックフォーマットが大好きな方向けでしょうか。大変に美しいことは確かです。
 
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2010年05月05日

Magic Chairs / Efterklang

マジック・チェアーズマジック・チェアーズ
エフタークラング

ホステス 2010-02-24
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デンマークのバンドの新作。ガレスジョーンズがプロデュース。ずいぶん軽くなりましたね。そしてポップソング満載になりました。個人的にはあの独特の閉塞感というか、その中で美を追求する感じが好きだったのですが。
やはり時代、でしょうか。クラシカルなポップアルバムとしてとても普通のでき。聴いて損はないが、聴かなくても特別問題はないかな。sigur rosの大転換のような衝撃はありませんでした。

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The Golden Archipelago / Shearwater

Golden ArchipelagoGolden Archipelago
Shearwater

Matador 2010-02-16
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前作に引き続き地味。ただ、潔癖感が増し、より孤高の世界観に到達した感があります。鍵盤の使い方が効果的になり、前作では一定のところから動こうとしなかった温度も高めに推移しています。というわけでそれなりの作品ですが、やはりOkkervil Riverに期待かな。

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2010年05月04日

The Big Black And The Blue / First Aid Kit

ザ・ビッグ・ブラック・アンド・ザ・ブルー
ザ・ビッグ・ブラック・アンド・ザ・ブルーファースト・エイド・キット


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ストックホルム出身のホーリー姉妹、First Aid Kitのデビュー作。透明感と無垢さをこれでもかと表現している刹那と背徳に充ち溢れたフォークポップだ。
彼女らが自ら手掛けたアートワーク含めここまで記号に充ち溢れた処女性も今時珍しいだろう。コーラスワークには1点の曇りもなく、クリアな音像は純粋培養の世界そのもの。
「I Met Up With The King」におけるいきんだ歌唱さえ何のひっかかりもないほど。すべてが僕の生活とは無縁のところで通り過ぎていく。まだ10代の姉妹だが、いったい何歳までこのままでいられるのだろう。

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2010年04月24日

Promenade / Grand Hallway

PromenadePromenade
Grand Hallway

2009-06-23
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デビュー作があまりに素晴らしすぎたGrand Hallwayの新作が昨年ひっそりとリリースされていたようで。遅ればせながら入手しましたらこれが大変に素晴らしい。トラックリストから浮かび上がってくる「祭り」「月見」「うさぎのうた」といったものから想起される通り、日本語詞曲があったりオリエンタルな雰囲気があったりと、フロントマンである元アサヒのトモ氏のカラーが前面に出た作品となっている。(これが国内盤なしだなんて!)
加えて前作との決定的な違いとなっているのは、洪水のような叙情性と同居する開放感。室内音楽的なものから光が感じられるものに明確な移行を見せている。
とはいえ流麗なピアノ&ボーカルと空気感がしっかりと意識されているストリングスとジャズ経由のドラムによるアンサンブルは健在で、降り注ぐ光の矢の中で今回も抜群の安定感です。素晴らしい。

Myspace
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2010年04月21日

The Soft Pack / The Soft Pack

ザ・ソフト・パックザ・ソフト・パック
ザ・ソフト・パック

ホステス 2010-02-03
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彼らを初めて知ったのはちょうどムスリムスというバンド名を現在のソフトパックに改名したあたりだっただろうか。このブログでも名前だけは何度か登場している気がする。EPも佳作で(ムスリムス時代の曲を詰め込んだものでした)期待の1stってワケです。細分化の時代を迎えた昨今ですが、音楽というものが時代やシーンというものからは逃れられないのだな、と感じる瞬間が実は増えている気がしていて、この作品を聴いてわきあがってきたものもそれ。最近はブルックリンを中心にアーティかつクラシカルなものがもてはやされていたので、こういう無骨なガレージでどこまでも「普通」な若者たちが飛び出してくることにそれ以上の意味と熱を与えてくれる。
そのスタイルからストロークスなんかと比較する向きもあるようだが、それはちょっと違うんじゃないかと。ストロークスにははじめからセレブリティでスタイリッシュな空気があった。この彼らにはない。どこまでも普通で、それを誇れるシンプルという強さがある。それでいて歌っていることは「だけど俺は自分の時代を迎える前に死んでしまいそうな気がするんだ」だ。そう、いつだって感情は一つじゃない。ざらつけ、ガレージパンク!

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2010年04月17日

The Courage of Others / Midlake

ザ・カレッジ・オブ・アザーズザ・カレッジ・オブ・アザーズ
ミッドレイク

ホステス 2010-02-03
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前作から何年振りだろうか。世捨て人(ではありませんが)Tim Smith率いるMidlakeの通算3作目。今作の参照点はフェアポートコンヴェンションなどということで、これまで以上の加速度をもって霧深い森の中へと沈澱していくトラッドフォークとなっている。前作の「It Covers the Hillsides」のようなさわやかさやぬくもりは完全に排され、一歩間違えばギャグになりかねないほどの叙情性と感傷的な音世界。ここまでむせび泣くようにやられると僕なんかは胸やけがしてウッとなってしまう。単純な個人的好みだけでいえば前作のライトな感じの方に軍配が上がる。だがしかし、アルバムの完成度では今作の方が上かな。
 
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2010年03月29日

Transference / Spoon

TransferenceTransference
Spoon

Merge Records 2010-01-19
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これほど「音源」として聴くのが楽しい!と感じたのはいつ以来だろう。我らがSpoonの新作はたぶん、音響とかやっている人ならもう最高に楽しめるのではないかという作品であります。
僕はバンドはかじった程度なもので、よくわかりませんが、耳が大喜びしているのは事実。それは情感たっぷりに歌い上げる「Trouble」が大変シンプルな構造がら聴きどころ満載な点からもわかります。
前作のようなソウルや60'sポップを下地にしたソングライティングをより深化させ、ミニマルな展開も流石のもの。「Written In Reverse」がとにかく素晴らしいですが、それに代表されるクールな鍵盤プレイが前作以上に冴えわたっており、絶好調を感じさせる快作です。

Myspace
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2010年03月28日

Real Estate / Real Estate

Real EstateReal Estate
Real Estate

Woodsist 2009-11-17
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僕は夏が大嫌いだ。だがかの季節にはどうしようもなく愛おしくなる瞬間がある。そのキラキラに他の季節は足元にも及ばないのだ。
そしてニュージャージーの若者たちが奏でるこの作品には、僕が感じているくだらない理由だけでは抗えない、その「どうしようもない一瞬」のことを想起させてくれる魅力が詰まっている。同系統のヴィンテージな質感のサーフポップとしては巷ではDrumsが話題ですが…僕は断然コチラ派。何しろここには絶妙なディレイをまとったヨラテンゴとテレヴィジョン、優しさと憂いがある。6分に及ぶ「Suburban Beverage」がとにかく白眉だ。ぜひご賞味あれ。

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2010年03月27日

Contra / Vampire Weekend

コントラコントラ
ヴァンパイア・ウィークエンド

ホステス 2010-01-13
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もともと彼らに対してそんなに入れ込んで評価している方でもなかったので、賢い人たちが次にどう展開してくるんだろうかというそういう視点で興味深かった。
二元論を真っ向から否定して見せたので、前作のようなスノビズムを感じることもなく、実にスマートでエレガントな作品に仕上がっている。そして相変わらずポップの中に浮遊する賢さを感じさせてくれる。何度もなるほど、と思った。何がなるほどかはよく分からない。後半が良かったが、まだまだVampire Weekendとしてのフォーマットでだけ勝負している印象。もっとできる子。世界へ向けて、その自分たちのポップという観念を広げていってほしいものです。「Cousins」は1曲だけでものすごいカラフルでした。

Myspace
 
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2010年03月26日

Fixin' The Charts, Volume 1 / Everybody Was In The French Resistance...Now!

Fixin' the Charts Vol.1Fixin' the Charts Vol.1
Everybody Was In The French Resistance Now

Cooking Vinyl 2010-02-01
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完全にジャケ買い。UKのインディバンド、アート・ブラットのフロントマン、Eddie Argosのプロジェクトのファースト・アルバム。 つば量多そうな語りっぷりの男性Voと無骨な女性Voとチープなんだかグラマラスなんだか謎なサウンド。これぞ偉大なるナンセンスか。正直、やたらポップなこと以外はよくわかりません。随所に挿入される鍵盤の音色が清涼感たっぷりでございます。
 
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