金字塔 / 中村一義 夕焼けあんたいとるど。

2007年07月12日

金字塔 / 中村一義

金字塔ハイトーンボイスで「どーう?」と聴かれても「いや、天才だと思いますよ」としか答えられないのだが。
「天才」なんて言葉は場合によってはえらく陳腐なものになってしまい、ややもすると対象の評価を歪めてしまうかもしれないのだが、このメロディーもローファイな音づくりも奇跡的な歌詞も全てそのセンスに裏打ちされたものとしか思えないのだから、「天才」と呼ぶしか他ないじゃないか!

ここでは個々の楽曲に触れるのはやめておこう。その理由は歌詞にある。
きっと誰もが、いずれかの楽曲に共感できる部分があるはず。
それも、そのまま入ってくるワケではなく、そこには確かに中村一義が表現しようとしたモノがあって、それが一拍おいてというか、咀嚼されて自らの共感として表出される。
この作業を僕の解釈をダラダラと述べる事で邪魔をしたくないのだ。
ただ、唯一触れておきたいのが「まる・さんかく・しかく」のカバーだ。
恐らく制作者も意図しなかったであろう魅力が溢れ出てしまうあたりがこの作品のポテンシャルの高さが伺いしれる所であると同時に、いわゆる「アルバム」の面白いところであるのだと思う。

その後加速度的に崩壊していく日本のポップシーンに打ち立てられた「金字塔」は今も眩いばかりの輝きを放って「永遠なるもの」としてそこにある。
これだけのポップソングが、物凄い力と意志を持って僕らに届くのは、彼の強烈な「覚悟」があるからだ。
どうだろう。それ程の覚悟を携えて「第2の金字塔」いや、その金字塔すらもそこに抱え込んだ世界を見せてくれるSSWがそろそろ現れてもいいのではないだろうか。
ポップが死んだのは表面的な部分だけだと信じて、僕は待っている。
使い捨ての音楽は、もういらない。

Official Site (中村一義)
Official Site (100s)

では「永遠なるもの」のPVをば。
 
 
 
 


あれから10年たつんですね。
 
posted by みかんぱ at 23:46| Comment(0) | TrackBack(1) | CDレビュー | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

金字塔
Excerpt: 中村一義というミュージシャンはデビュー当時から名前は聞いていて、興味はあったがずっと聴いていなかった。だが最近、ある事実を知って興味が再燃した。買ってみる気になった。 彼はひきこもりだったらしい..
Weblog: 空蝉の証しに
Tracked: 2009-01-07 10:25
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。