2010 BEST DISC 55 - 51 夕焼けあんたいとるど。

2011年01月04日

2010 BEST DISC 55 - 51

100 - 96
 95 - 91
 90 - 86
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 75 - 71
 70 - 66
 65 - 61
 60 - 56



55. Deleted Scenes From The Cutting Room Floor / Caro Emerald
Deleted Scenes from the Cutting RoomDeleted Scenes from the Cutting Room
Caro Emerald

2010-09-28
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やるならこれくらい徹底的にウェルメイドしてショーアップしてくれないとね。本国オランダでは既に記録的な成功を収めているお嬢さんのデビュー盤。カナダのSSWが日本人ポップシンガーのために作った楽曲「BACK IT UP」が運命のいたずらによって彼女のもとに舞い降りてのシンデレラストーリーである。なんともはや。アーバンソウルとクラブジャズとヒップホップのいいとこ取りでそれらを上手にポップに消化。何より嘘臭いのがいい。ポップチャートに殴り込みをかけるならこれ位がちょうどいいですね。
 
Myspace
 
 
 

54. ことの は / 小谷美紗子
ことのはことのは
小谷美紗子

バウンディ 2010-05-12
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あるいはずっとそうだったのかもしれないのだけれども、今作で最も魅力的に映るのは特定の誰かを強くにおわせながらもすっと聴き手の内側に入り込んでくる世界を創出しているという点だ。こちらとしては描かれたストーリーを追体験するというような単純なことではなく、もちろん共感というともすれば一瞬にして安っぽいものになり下がってしまうようなタームでもなく、もともと自分の中に、そこにただあり続けたと思わせるほどの力がここにはある。世の中にある『線路』は、君へとは決して届かないものがほとんどであるが、なぜか巷にあふれるそれのモチーフとしては心に届く、あるいは夢へ到達する扱いがほとんどではないだろうか。でも、この作品で出てくるのは断絶の象徴としてのそれだ。「もったいないほどに晴れる」とはどういうことか。すべてには終わりがあることを、知っている者の言葉だ。それでも「未来中で一番早い今日こそがスタート」だなんて、ああ、ここでも「否定からのそれでも」じゃないか。僕が彼女に信を置くのはそういうところが変わらないからだ。ラストの名曲『手紙』で紡がれる「私は大丈夫」であるという根拠が「自分とあなたを信じているから」という儚さ。そこに至るまで語られてきた言葉たちにリアリティがあるからこそ、その表現が強さに転じるのだろう。「眠る直前までいつもあなたを思っている」そう、永遠なんてない。でも、いや、だからこそ、こういう誠実な音楽と日々を歩んでいける。ありがとう。(当時のレビューをドヤ顔転載)

Myspace

 
 
 
53. Cloak And Cipher / Land Of Talk
Cloak & CipherCloak & Cipher
Land of Talk

Saddle Creek 2010-08-24
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ゼロ年代インディポップ史に残るタイトル曲(PVも秀逸)を収録した前作から2年ぶり、Land Of Talkの新作。叙情性3割増。その1番の要因は、時折挿入されるストリングスでも、深化したメロディラインでもなく、ヴォーカルのニーナ・パーションへの接近である。全世界のポップファンの心をわしづかみにするあの声と意匠を同じくするものが、アンニュイな表情と周囲との軋轢とが同居するささくれだったギターサウンドをサーフする。最高。「Swift Coin」のようにノイジーにロールしていくナンバーがとにかくいい。それにしても日本での影の薄さは相変わらずですね。

Myspace

 
 
 
52. Golden Week For The Poco Poco Beat / The Suzan
Golden Week for the Poco BeatGolden Week for the Poco Beat
Suzan

Downtown 2010-11-02
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タイトルからして最高。みんな大好きスーザンの、会心の新作。たとえ憂鬱な気分でも、その憂鬱な気分のまま身体を揺らせる、完全無欠のトロピカルアフロビートと、悪魔/悪女のような堂々たる歌唱。ただし、「再生ボタンを押せばそこはもうダンスフロア」的な作品ではない。周りの景色は何も変わらない。でも身体を彼女たちに、この音楽に、委ねずにはいられない。そしてこの作品にはそのことに対する悲しみも宿っている。世界を舞台に奮闘する姿の裏にはそういう日本的なるものもしっかり根付いているのだ。プロデューサーはピータービヨーンアンドジョンのビヨーン。世界中を虜にするのにそれほど時間はかからない気がするが、果たしてその時「世界」の中に日本は入っているのだろうか?ロンドントゥナイト!!

Myspace

 
 
 
51. Lisbon / The Walkmen
リスボンリスボン
ザ・ウォークメン

ホステス 2010-11-24
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この人らの地味ながら驚異的な安定感は驚嘆に値する。唄心満点の絶唱系普通のアメリカンロック。その「普通」のさじ加減が絶妙。生音にこだわった演奏も決してレトロ主義に陥ることなく、現代のバンドらしくどこまでもモダン。貫禄すら感じられるインディ然としたたたずまいは昨日今日で作られるものでは決してない。彼らももう10年選手か。俺も歳をとるわけだ。

Myspace
 
 
posted by みかんぱ at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 年間BEST | 更新情報をチェックする
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