YOUNG
サマー・キャンプ
VINYL JUNKIE 2010-09-08
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チルウェイブだとかグローファイだとかまあ大きく括ればビーチポップもそうか、とにかくそういうジャンルはいつも通りよくわからないのだけれども、少なくともいつぞやのニューレイヴよりは思想面でも実態がありそうな気がしている。とはいえ、個人的なテーマがレジュメできている時はそういうブームにはまるで見向きもしないので、何がどうなっているかはよく分からない。伝え聞くところによればそれは逃避と結びついている側面があるということだから、残念ながら今の僕とは相容れないということになる。まあそれでも一枚くらい聞いてみるかとショップで展開されていたコーナーから視聴もせずに選んだのがこれ。完全にジャケ買い。タイトル買い。
で、この中身の無さはなんなんでしょうか。大変素晴らしいです。けだるいヴォーカルとリヴァーヴ。ソフトな白昼夢。このジャンルはもう少し楽天的な音楽のイメージがありましたがああ、なるほど調べてみれば彼らはイギリスのバンドだった。どこまでも曇天の逃避と憧憬。夏の終わりでこそという感じではあるが、「もしもし」からリリースされたデビューシングル「Ghost Train」やNWな「Round The Moon」を聴く限り、ポップポテンシャルは低くはなさそうなので、今後にも注目。
ところで、Summercampというバンド名を聴くと90年代のパワポバンドを思い出すが、全く関係ないのですね。いやはや。
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