マジックディスク / ASIAN KUNG-FU GENERATION 夕焼けあんたいとるど。

2010年07月24日

マジックディスク / ASIAN KUNG-FU GENERATION

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ASIAN KUNG-FU GENERATION

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ずっと彼らの事を狭い世界に閉じ籠る世代の代弁者だと思っていた。あるいは単なるウィーザーフォロワーとして。あちこちで「最高傑作」との触れ込みだったので、これを契機に実際どうなのかを確かめてみることにした。結論から言えば、ご承知の通り僕の考えは偏見にまみれたものだった。あるいはこの作品でそこに到達したのかもしれないけど。それはわからないが、まあどうでもいいといえばそうだろう。今、目の前にこれがあることが重要だ。

日々は移ろうものであり、時は流れるものだ。同じ道でも次の瞬間には違った表情を見せるし、それは人間とて同じこと。関わりや時々によって色は変わって然るべきだ。それをまるで変わることのない個が自らのうちに存在するかの様に称揚され刷り込まれた人々がようやく「探し出し」見つけたはずの自分が刹那に消え去っていくことに狼狽し、抵抗と称して自ら作り出したまやかしの世界に籠城し耳を塞ぎ続けたのがこの10年の姿だろう。それを打破するための「否定からのそれでも」については今更何を語るでもないが、要はそれを体現する作品であったということだ。とにかく「さよならロストジェネレイション」だ。これでロスジェネが救われるわけではないだろう。そういう意味では「マジック」はどこにもない。だが、社会をその手の中に取り戻し、いつもそこにあり続けた世界に身を投じることを掲げる作品に魔法以上の力が宿っている事は言うまでもない。我々は歩き続けなければならないのだ。裏を返せばそれはつまり歩き続けられるということだ。これまで自ら手放し続けたならこれからは自ら手にしていけばいい。辿り着いた先にはまた道があるのだから。その背中を押すために、僕らには翼なんかないんだという事を言ってくれる人がたくさん増えてほしい。それは見紛うことのない希望そのものだ。ずっと言い続けてきたことだけど、「彼ら」の只中にあった僕には変えることができなかった。でも、沈澱していく周囲をどうしても救いたかった。クソみたいな自意識ばかりが肥大化する時代は2010年で、僕らの時代で、終わりにしよう。今度こそ。

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posted by みかんぱ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | 更新情報をチェックする
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