夕焼けあんたいとるど。

2010年04月24日

Promenade / Grand Hallway

PromenadePromenade
Grand Hallway

2009-06-23
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デビュー作があまりに素晴らしすぎたGrand Hallwayの新作が昨年ひっそりとリリースされていたようで。遅ればせながら入手しましたらこれが大変に素晴らしい。トラックリストから浮かび上がってくる「祭り」「月見」「うさぎのうた」といったものから想起される通り、日本語詞曲があったりオリエンタルな雰囲気があったりと、フロントマンである元アサヒのトモ氏のカラーが前面に出た作品となっている。(これが国内盤なしだなんて!)
加えて前作との決定的な違いとなっているのは、洪水のような叙情性と同居する開放感。室内音楽的なものから光が感じられるものに明確な移行を見せている。
とはいえ流麗なピアノ&ボーカルと空気感がしっかりと意識されているストリングスとジャズ経由のドラムによるアンサンブルは健在で、降り注ぐ光の矢の中で今回も抜群の安定感です。素晴らしい。

Myspace
posted by みかんぱ at 02:15| Comment(2) | TrackBack(0) | CDレビュー | 更新情報をチェックする

2010年04月21日

The Soft Pack / The Soft Pack

ザ・ソフト・パックザ・ソフト・パック
ザ・ソフト・パック

ホステス 2010-02-03
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彼らを初めて知ったのはちょうどムスリムスというバンド名を現在のソフトパックに改名したあたりだっただろうか。このブログでも名前だけは何度か登場している気がする。EPも佳作で(ムスリムス時代の曲を詰め込んだものでした)期待の1stってワケです。細分化の時代を迎えた昨今ですが、音楽というものが時代やシーンというものからは逃れられないのだな、と感じる瞬間が実は増えている気がしていて、この作品を聴いてわきあがってきたものもそれ。最近はブルックリンを中心にアーティかつクラシカルなものがもてはやされていたので、こういう無骨なガレージでどこまでも「普通」な若者たちが飛び出してくることにそれ以上の意味と熱を与えてくれる。
そのスタイルからストロークスなんかと比較する向きもあるようだが、それはちょっと違うんじゃないかと。ストロークスにははじめからセレブリティでスタイリッシュな空気があった。この彼らにはない。どこまでも普通で、それを誇れるシンプルという強さがある。それでいて歌っていることは「だけど俺は自分の時代を迎える前に死んでしまいそうな気がするんだ」だ。そう、いつだって感情は一つじゃない。ざらつけ、ガレージパンク!

Myspace
posted by みかんぱ at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | 更新情報をチェックする

2010年04月17日

The Courage of Others / Midlake

ザ・カレッジ・オブ・アザーズザ・カレッジ・オブ・アザーズ
ミッドレイク

ホステス 2010-02-03
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前作から何年振りだろうか。世捨て人(ではありませんが)Tim Smith率いるMidlakeの通算3作目。今作の参照点はフェアポートコンヴェンションなどということで、これまで以上の加速度をもって霧深い森の中へと沈澱していくトラッドフォークとなっている。前作の「It Covers the Hillsides」のようなさわやかさやぬくもりは完全に排され、一歩間違えばギャグになりかねないほどの叙情性と感傷的な音世界。ここまでむせび泣くようにやられると僕なんかは胸やけがしてウッとなってしまう。単純な個人的好みだけでいえば前作のライトな感じの方に軍配が上がる。だがしかし、アルバムの完成度では今作の方が上かな。
 
Myspace
posted by みかんぱ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | CDレビュー | 更新情報をチェックする
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