その昔、「プリマドンナ」なる言葉を聞いた僕は、「プリティ+マドンナ」だと思い込み、「マドンナな上にプリティとな!」とその最大級の讃辞的な響きにいたく感動したものだった。Cass McCombsの新作のトラックリストに「」の文字を見つけた時、そんな恥ずかしい勘違いを思い起こした。
そんな思い出とは無関係に(当たり前だ)ひとたび再生してみれば激スウィートで激ロマンティックな世界が辺り一面に広がる。
その色合いは絶妙で、空想と評するにはいささか現実的すぎ、全てが現実のものかというと果たしてこんな世界が確かにあるかというと疑問符がつく。
そんなこんなで気難しいアルバムではあるが、冒頭「Dreams Come True Girl」の60sテイストは素晴らしいし、全編にロマン溢れるポップソングがちりばめられてあるので、そうだな、まあここはひとつごちそうさまってトコかな。
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